【三日ボーズ・北へ】安彦良和・展「描く人」

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今回の目的は、アニメーターであり、漫画家でもある安彦良和さんの展覧会。
コロナ禍中に各所で開催されていたが、行けず、ようなく北の地でめぐり会えた。

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驚いたのが、導入の部分で、なんと学生運動をやっていたということ。
しかも、逮捕・退学ということにまでなっていたということ。
これ、図録を見てジックリ書こうと思ったら、このあたりのことが一切載って無かったのが残念。
確か、富野由悠季氏も、宮崎駿氏も学生運動の世代。
いずれも挫折を味わっている。
宮崎駿氏の作品には、過剰になる前の「人間的」な機械と、進みすぎた文明の破壊と、生き残った人々の原始共産主義的なものが作品にある。
東映動画には、労組もあって、結構活動していたようだ。
そういう時代の名残があった。
安彦氏も最初、写植屋で働いたとかいうと、もう、学生運動の名残を感じる。
学生運動家が、ビラや機関誌を作ることから、その後、小さな印刷屋を営むことがよくあった。
宇都宮にもある。
穏やかな人と絵に描いたような方なのに、若い頃は過激だったんだな〜と思う。

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それにしても「絵が上手」が方だ。
これは、上手な方々の中でも飛び抜けて上手、ということ。
最初のガンダムを見ると、安彦さんの絵を、アニメーターが描けないでいる感じがある。
アニメーターが写すと違う絵になってしまう。
そんな感じ。

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近年、マンガに力を注いでおられるが、その原画の絵には感動する。

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青森県立美術館は、入り口入った所に「撮影可」の場所がある。

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ここに立てば、あなたも「ホワイトベース」のクルーだよ、ってか。
あまり人もいなかったから、三脚持っていって、セルフ撮れば良かった。

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それにしても、この美術館は、真っ白な内装と、デザイン統一された文字によって、緊張感を持たせる設計になってると思う。
緊張感が押し迫って来る!、という感じが良いんだかどうだか・・・?

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巡回展もコレで終わりか、という思いで行ったが、どうも、今年の暮れ頃に東京・渋谷でやるらしい・・・。

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