お勉強・・

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9月24日、お彼岸中なれど、講習会。

皆さん、お彼岸は、寺は忙しいだろうと避けるのか?、遊びに行くなど色々あるのか?
まあ、意外にお彼岸には法事が入らない。
でも、一日一件というのが困るな〜。

去年も法要を勉強する講習会で、今年も。
最後に、12月、仕上げの法要をするという。
会の終わりに、その配役をいただく。
私は、一番年寄りの役・・・まぁ、しゃ〜ない。

久し振りに、いやほんと、久し振りに唱えた声明だった。

久し振りに声出して唱えて、良かった良かった。

しか〜し・・・

この声明は、講師の方はかつての瑜伽教如能化様の説を用いていらっしゃいましたが・・・
ここの音の在り方は、複雑だと思える。
いや、声に出せば左程難しくないが・・・

瑜伽能化様の説をまとめた『智山声明大典』は、江戸時代の『魚山蠆芥集(ぎょさんたいかいしゅう)』の説を元にしている。
おそらく『魚山蠆芥集』の時点で音はかなり違っていたと推測できるのだけれど、瑜伽能化様の録音を聴くと、言ってることと出している音が違っている。
だから、御自分の唱えている音に、過去の理論を載せているのに、矛盾を感じていないのか?、という大いなる問題が浮かんでくる。

『魚山蠆芥集』の理論
→江戸中期でおそらくここにある理論から離れている。
 ここですでに理論と実唱との差違がある。
 それについては言及せず、旧来の論理を載せているだけ。良い本ではない。

『智山声明大典』
→瑜伽能化の理論をまとめたもの。瑜伽師自身の唱え方が違っている。
 実唱を無視していて、過去の論理を繰り返すだけ。
 とにかく、この本が良くない。

結局、今の「音」をキチンと検証して『智山声明大典』に書かれている論理との関係を示す必要があるのだけれど・・・

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