声明の夕べ
京都・西六条にある正光寺様にて「声明の夕べ」という法要が行われ、急遽京都へ日帰り弾丸。
「第18回」とある。
毎年の開催のはずで、もう長いこと開催されているんだな〜と。
浄土真宗本願寺派。いわゆる「お西」さん。
どっちかっつーと「お東さん」の方が近い場所にあるので、ややこしくない?
「引声作法」と「礼時作法(常行三昧)」という法要。
天台宗の法要。
この会を「西六条魚山会」という。
「魚山」というのは、元は中国の地名で、声明発祥の伝説を持つ所。
そこから「♪京都ぉ〜〜大原 三千院〜〜♫」・・・を「魚山」という。
三千院の寺号が「魚山」。「魚山三千院」という。
都から離れたその地を、声明の修行の地として、天台声明が伝え、研鑽されてきた所。
我が真言でも、声明の指南書を「魚山蠆芥集(ぎょさんたいかいしゅう)」というくらいで、声明の代名詞的に使われていたようだ。
乱暴に行ってしまえば、真言宗以外は、みな教義も声明も天台の流れと行っていい。
法然上人も、親鸞上人も、日蓮上人も、みな天台の出、である。
法然上人、親鸞上人は共に比叡山で修行された。
日蓮上人が比叡山に上がったかは微妙だが、得度されて入った寺は天台宗だったはず。
浄土真宗は、西と東に分けられてから、東は独自に声明を展開したが、西は、魚山の声明を取り入れ直したような感じ?
・・なので、心ある人は魚山声明を勉強している、という感じ?
大原には「魚山声明研鑽会」があり、浄土、日蓮、真宗、融通念仏宗等々なら集まって研鑽をしている。
そういう場と繋がりがあるのがいいな〜と思う。
実は、この六条魚山会が声明の勉強会を開いていて、私もその基礎コースに籍を置いている。
もっぱらZoomによるのだが、3回聴いてそのご忙しくなってご無沙汰。
天台声明の博士(はかせ・音譜)が読めないので、読めるようになりたいと思って・・・。
でも、難しい。
我々のとは基本、音階が違う。
使う音と、その繋がりが違っていて、分からない。
難しい・・・
【カメラの話】
ニコンZ 6Ⅱ+14-30mm
整備不良。フィルターが汚れていた。イカンいかん・・・
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