7月6日、東京・サントリーホール。
その名も「宇宙戦艦ヤマト祭り」に次女と行ってきた。
今回は、チケット購入に出遅れて2階席。
しかしこれが良かった。
副題が「YAMATO & VILLAINS!!」
「悪役」ということか。
ヤマトの中では、デスラーを初め悪役にもテーマ曲が付く。
そこに注目した編成になっている。
まずイキナリの「白色彗星」。
パイプオルガンの独奏。
パイプオルガンの演奏は初めて聴くかも知れない。
大昔のヤマトのコンサートで聴いたかも知れないが・・・
音の「響き」が凄い。語彙力が・・・
改めて凄い曲だと思う。
メロディラインがハッキリしていて、シンプルで、映画館出る時には口ずさんでいる。
もしかしたら「パイプオルガンの曲」というと、バッハのフーガとか軽く超えて、日本で1番知られた曲かも知れない。(^^)
そして「組曲・宇宙戦艦ヤマト」
お馴染みのテーマソングが流れると、涙が出た。
今年、ヤマトは、最初のテレビ放映から「50年!」ということになる。
それを記念して、色々なイベントなどがあるらしい。
今回の演奏は「シエナ・ウインド・オーケストラ」。
「ウインド」というくらいで、管楽器、要するにブラスバンドによるオーケストラ。
これが、また良い。
トランペットの独奏には泣かされた。
宇宙戦艦ヤマトの音楽は奇跡的なものと言える。
稀代のメロディメーカー宮川泰という作曲家が心血注いで紡ぎ出した曲の数々。
それは、アニメのスケールを遙かに超える名曲揃いだった。
それは、幸か不幸か、柳の下のドジョウを求めたプロデューサーによって、次次と乱作され、その度に、音楽が作られた。
音楽にもウルサかったプロデューサーもプラスにはなっているのだろう。
それがリメイクされることになって、作・編曲を宮川泰さんのお子さんである宮川彬良さんが引き受けることとなる。
宮川彬良さんも、子供の頃ヤマトの音楽を聴いて、父親の仕事を誇らしく思っていたという。
その子が、父親と同じ仕事に就く。
リメイクに当たって、録音をし直すということになるが、譜面が無い。
そこで、いわゆる耳コピで譜面を起こして、また新たにアレンジをし直したり、新曲を作ったりと言うことになる。
おそらく、譜面を起こす作業は楽しかったことだろうと思う。
父親がどう考えて音譜を置いたか、ということが手に取るようにわかり、またソレは、父親が子に作・編曲の何たるかを、父がどう作・編曲をしていたかと手を取って教えるようなものだったろう。
そして、今、リメイク・ヤマトも「連作」となり、彬良さんも、お父さんと同じような「産みの苦しみ」を味わっているのかも知れない。
(^^)
これは、皮肉な話しだ。
そいういえば、冒頭の「白色彗星」という曲は、宮川彬良氏が実際に演奏もしているのだった。
宮川泰さんと、宮川彬良さんの才能があってできたのが、今のヤマトの音楽。
これが、できたのは、本当に奇跡的なことなのだ。
それにしても・・・
「50年!!」でありますぞ。
確か私が中学3年だったか。
受験生でもあるのでそれは観ていなかったと記憶。
大学1年の夏に劇場公開されて、いわゆる「アニメブーム」という現象が起きて、これは今に至る。
これが無かったら、今のアニメの隆盛はなかったと言える。
「エヴァンゲリオン」も、今の庵野秀明氏も無く、当然「シン・ナントカ」も無い。
「宇宙戦艦ヤマト」のテーマソングの短い間に、我が人生の50年が脳裏を駆け巡る。
クズな学生だった頃。
駄目な会社員だった頃。
結婚、子育て・・・
そして、偶然の次女との趣味の一致。
50年経って、おそらくココの客席にいる「元オタク」と同様、自分もソコソコの大人になれて、女なんて縁が無かったはずが、良縁を得て、子供にも恵まれた。
そしてあろうことか娘と同じ物を観て聴いて語れる。
こんな幸せがあるか?!・・・いや、無い・・・いや、ここにある!!
そう思ったら、涙が止まらなくなった。
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