「CP+2024」に見るべき物は・・・?

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カメラの展示会「CP+」が開かれた。
でも、なんだかな・・・の感じ。

各ブースとかで話すのが、YouTuberばかり。
どうしたことだ?!
多分、コロナ前にはそんなことは無かったと思う。

随分前だが、ワタシが行った時にはカメラマンが話してた。
皆さん、よく話す。
「カメラマンって、どうしてみんな雄弁なんだろ?」と思ったものだった。

しかし、今年はYouTuber。
そこかしこでYouTuberが得意気にアレコレ語っているのだろうな〜と、暗澹たる気持ちになった。
なんか、そんなの見たくないし、聞きたくなくても聞こえて来るのもいやだな〜、と思って、行くのをやめた。
ま、忙しいということもあるが、そこを強引に行く気にはなれなかった。

「楽しい発表」は無かったし・・・。

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見渡してみて・・・
今のワタシ的には、コシナしかない、という感じもある。
期待のニコンが何の発表もなし、なので。

ニコン的には、目玉と言える「Zf」があるので、当分はそれ「推し」ということ。
折角の売れ線(しかも品不足!)を差し置いて、新型も無いだろうから、ね〜。

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コシナのこういうのが好き。

・APO-LANTHAR 50mm F3.5 VM Type I
・APO-LANTHAR 50mm F3.5 VM Type II

珍胴式に見えるのは「なんちゃって」らしい。
昔のニコンにこんなのがあったような・・・

同じレンズなのに、フォーカス時の繰り出し方式と鏡筒デザインが異なる2種類を選べる、という何とも素晴らしい造り方。
しかも、シルバーとブラックか、も選べる。
同じレンズで4種類・・・!
おいおい、どうしろって言うんだ〜?!
全部買えってか〜?!

もう、趣味性しか無い、という感じ。
しかし、写りの良さも期待できる。
なんたって「APO」だ。
APOで開放値が大きい(暗い)のはどういう風に写るんだろか?

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・NOKTON 75mm F1.5 Aspherical Z-mount

75mmは、MマウントのF1.9のを持っているんだけど・・・欲しくなる。
まったく・・・困るわ・・・・。


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フジX100Ⅵ。

フジの製品は、ず〜〜〜〜〜っと品不足。
全機種「X100V」もずっとモノが無かった。
無いままに、オーダーストップになってしまっていた。
一説には、海外にはあったというが・・・?

店頭予想価格は税込28万1,600円とな!
一眼並み!

13年の時を経て6世代目となる。
形はほぼ変わらず、レンズが1回変わったか?
こういう造り方は良いと思うが・・・
ブレ補正が入ったのも良いと思うが・・・
X-H2やX-T5と同じ裏面照射型約4,020万画素・・・は必要だろうか?

また、また全世界1,934台限定で、同社90周年を記念した特別仕様「Limited Edition」も出すという。
直販サイト「フジフイルムモール」で、税込35万900円(予想価格)だそ〜な。
う〜〜〜〜ん。
必要だろうか?

「デジカメInfo」によると・・・
富士フイルム「X100VI」の予約注文は他機種とは比較にならない数で予想を遥かに上回っている」という・・・・!!

こんな高っかいカメラが〜?!・・・って感じ。
若しかしたら、円安の影響で、海外での設定が先にあって、国内のお値段があるのだろうか?
例えばドルベースとかで考えると極端に高くなってるという感じではないのだろう。

ここのところの品不足も影響しているんだとおもうけれど・・・この値段で飛ぶように売れる、とは。

株価が上がったと喜んでいるが、それが続かないと景気が良くなる実感は無い。
異様な円安が余計に日本経済を圧迫しているし、こういう国際的な商品だともろに影響をうける、ということだろう。

ワタシ的には、今回、フジのX-S10にはバイバイしてしまった。
やはり、色に馴染めなかった。
ちょっと加工した色で撮りたいと思ったが、そういうのは飽きる。
フィルムシミュレーションというのも、モノクロ以外は好きになれなかった。
フジの品不足のせいか、結構高く売れたのはありがたかったが・・・

ところで「X100Ⅴ」の「Ⅴ」はローマ数字なのだけれど「エックス ひゃく ブイ」と呼ぶ人が多かった。
でも「X100Ⅵ」は「エックス ひゃく シックス」と呼ぶらしい。
言語の混沌。
まあそうか・・・と思いつつ、外人さんはどう呼ぶのだろ?
YouTubeみてみっか。

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・LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S

このサイズで28-200mm。希望小売価格は税込13万2,000円。
F4-7.1 はちょっと問題だが・・・コンパクトなのは良い。

パナソニックは、いいね〜。この現況にあって、バカ高いだけではないのがいい。
お買い得感すらある。

「LUMIX S5II」とのレンズキットも出る。
4月25日(木)発売予定で想定価格は税込32万5,000円前後とな。

・・・買わないけど、ね・・。
・・・S5、持ってないし・・・。

結局、噂のニコンZ 6Ⅲやら、Z 50後継機は、もうちょっと後、ということなんだろうなぁ〜。
「まぁ、落ち着け」ってことか〜。

そう言えば、シグマのZマウントレンズにも期待したが、3本から増えることは無かった。
やはり・・・
サードパーティにとって、ニコンとキヤノンは敷居が高いのか?

期待していたモノは無かったな〜〜
寂しいような、ちょっとホッとしているような・・。





この記事へのコメント

  • タロウカジャ

    CP+2024 の開催が仕事の繁忙期とぶつかるのとコストを考えるとなかなか行けません。
    会場の見どころとかをYouTubeに上がっていますが一つも見ておりません。思うに独りよがりの大騒ぎが多いようです。
    大昔関西でも難波の高島屋と心斎橋の大丸で開催されたころは写真やカメラの知りたいこと聞きたいことが沢山あったので行くのが楽しみでしたが、今はネットで情報収集できてしまうのと発売されればニコンのショールームやヨドバシカメラに行けばゆっくりとさわれるのでまあ良いかとなっています。
    2024年03月02日 02:16
  • 三日ボーズ

    銀座だったか、デパートで開かれていたカメラショーが懐かしいです。
    昔はドイツのフォトキナがあったので、メーカーはそれに向けて開発していた感がありますが、フォトキナが無くなって、CP+がその代わりになるかというと成らなかったようで、ここで発表という感じはありませんね。
    2024年03月02日 08:29
  • ひるのいこい

    うーん 多分 サポートコスト(カメラ渡しとけばユーチューバーは勝手に語る)の差と 紙媒体がほぼ壊滅したので。しゃべって忖度できるカメラマン(例 自動車界の国沢某のような)が少なくなったということなのかなと。あと眼が動画に向いているというのはあるかもしれませんね。 三日ボーズ様はお気づきだと思いますがいわゆる紙媒体での写真レベル低下(と紙の薄さ)がすべて(最近ケータイで撮ったでしょというのばかり…)物語っているかと。

    高島屋のカメラ展 ニス塗りの独特の床の匂いとオジさんたち(注)その頃はまだ学生 の熱気に圧倒されたものでした。ポラロイドの35mmリバーサル1本丸々撮影させてくれたり 活気があったなぁ。
     
    梅田の大林か八百富(私とは相性が悪い)もしくは神戸元町のカツミ堂か 関西それくらいしか残ってないんだから仕方ないんですが。(まぁ普段地図か梅淀で買う私が言う話ではないですね)難波のキタムラはなぁ,なんでああなったんだろ(溜息)
    2024年03月03日 08:16
  • 三日ボーズ

    そうですね〜、写真はもうネットと直結という感じですね〜。
    なんでもネットで見るから、そういう人にとっての「お馴染み」はYouTuberですもんね〜。お馴染みが話す安心感もありますね。
    プロ・カメラマンの出番も減ってるのかも知れませんね。
    2024年03月03日 09:03