八千枚護摩供、成満〜!(その2)

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これが8000枚。

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「加持物(かじもつ)」という供物を108返供える。
加持物は煎ってない胡麻なので、こぼれたものを承仕(じょうじ)が炉に入れると炎が一気に大きくなり、それには堪えきれないので、白布を下げて熱をさえぎる。

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承仕が行者の体、特に顔・頭を冷やしたタオルを当てる。
顔は、火傷と言っていいような状態になる。

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半跏坐かあぐらの状態で6時間続くので、腰の負担が大きい。
承仕が腰をもんでくれる。

承仕は、副住職が尊敬する八千枚胡麻の師、宇都宮の東海寺のご住職。
3年連続で八千枚をされたのでなんでも分かっていらっしゃる。
頼もしい限り。

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法類の副住職が、タオルを当ててくれる。3日間泊まり込みで、準備等世話してくださった。
3週間の間、私らとは生活のペースがズレるので、ワタシでは100%のことはできないし、特に、最後の1週間は、断食するので、一日3度の護摩の準備と片付けをやってくれた。
彼がいなければ、できないことでもあった。
有り難し!!

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行者は無言行でもあるので、対話は筆談。
承仕のメッセージも書いて示す。

6000枚あたりから、行者の疲労も見えてくる。
それを察して承仕が「もっと声を出して」と示すと、職衆のテンションも上がる。
読経の声で行者を励まそう!、という気持ちがこもった声に感動する。
ここにいる仲間、みんなが、支えてくれているのだ。
その声の力には、ホント、涙が滲んだ。

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大学の同期を二人呼んでいた。
後で言っていたが、好きな人を呼んだようだ。
そういう仲間の中でやりたかった、ということだ。
支えられたいし、そういう中でこそ達成できる、と思ったのだろう。
見守って欲しい、という願いがあったのだろう。

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いよいよこれで8000枚が終わる。

思ったより早く進し、予定では一時を過ぎるかと思っていたが、12時半で成満。
6時間の行法だった。

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「焼八千枚護摩供結願の由(けちがんのよし)」

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同期生二人に支えられて盤を降りる。

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すぐに起居七礼するが初めのうちは支えが無いとできない。

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高校野球が終わった時のことを思い出す。
みんな「涙、涙」だった。

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大学の同期生二人に支えられて道場を後にする。
グッとくる瞬間。

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職衆が本堂前で読経して、全てが終了した。






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