センサーサイズと高感度画質について考える

P1034303.JPG

センサーサイズと高感度性能ということに関して、今一度検証してみたいと思う。
上の画像の一部分を拡大する。
等倍とからだとまた違った感じになってしまうので、実用的に、同じ大きさにプリント等をした場合、と言う捉え方で。
ピクセル数は変えずに、最終的に1M程度にしている。
ブログにUPすることでどの程度落ちるかは分からない。

3-800.JPG
μ4/3はパナソニックG9+8-18mmの18mm(35mm)相当で撮る。
▲上はIS0800。ほぼ問題無い・・・けれど、やはり若干鮮鋭度は落ちる。

3-1600.JPG
▲上はISO1600。
う〜ん、ここまでかな?・・・という感じ。

3-3200.JPG
▲ISO3200。
記録的な意味で使う感じかな〜? ブログ用とか。

3-6400.JPG
▲ISO6400。完全に記録用。


以下、フルサイズはニコンZ 5+35mm F1.8をf8で。
Z5D_1600.JPG
▲上はISO1600。

Z5D_3200.JPG
▲ISO3200。
そんなに変わらない。

Z5D_6400.JPG
▲ISO6400この辺まで、余裕で使える。
 μ4/3のISO800くらいか?


GFX1600.JPG
ラージフォーマットはフジGFX50sⅡ+35-70mm
▲上はISO1600。平気の平左。

GFX6400.JPG
▲IS06400。
余裕のヨッちゃん。


もっと部分を拡大します。

▼下はμ4/3。IS06400。
P1034307.JPG


▼下はフルサイズ、ISO6400。
Z5D_8036.JPG


▼下はラージフォーマット、ISO6400。
GFX00003.JPG


レンズの違いもあるし、解像感の比較では無く、画像のノイズ補正の感じをみていただきたい。


GFX00027.JPG
▲この写真の中央部を拡大する。
ホントに薄暗い本堂で、高感度を使いたいような光が弱い所で撮ってます。


P1034339.JPG
▲パナソニックG9+14-140mm 50mm付近
 ISO800
 ちょっと明るかったか・・
 なんか、花の描写を見ると、ここで既に腰砕けの感じがする。
 画像の輪郭がキッチリ描けていなくて、トーンも出ていない。
 バックの金色の金具のボケに滑らかさが無い。

Z62_2311.JPG
▲ニコンX 6Ⅱ+5mmマイクロ
 ISO800
 コントラストが高い。露出とホワイトバランスが変か?
 ノイズ的には優秀。

GFX00028.JPG
▲フジGFX50sⅡ+35-70mm 換算50mm付近
 ISO800

ISO800までは、まぁ、どれをお使いになりましてもねぇ〜同じようなものですが・・・
と言いたかったけれど、よく見ると、μ4/3はちょっと落ちるのが分かった。


P1034340.JPG
▲パナソニック ISO1600
 ISO800の画像と比べると、あまり違わないような・・・
 ぱっと見、でなら、これもOK。
 大野橋・・・いや、大伸ばしするような作品作りにはちょっとどうか、と思う・・・という感じか?

Z62_2312.JPG
▲ニコン ISO1600
 これもISO800と比べて変わらない。

GFX00029.JPG
▲フジ ISO1600
 バックのボケにノイズ感(粒子のような)が出てる。

DSC_3413.JPG
▲ニコンD500+シグマ18-50mm 換算50mm付近
 ISO1600
 ピントが合って無かったので、撮り直し。
 ライブビューでピント合わせる。
 ホントに薄暗い所だったので一眼レフのピントが厳しかった?



P1034341.JPG
▲パナソニック ISO3200
 暗めの部分から画像が崩れて行く感じ。

Z62_2313.JPG
▲ニコンZ ISO3200
 変わらない。

GFX00030.JPG
▲フジ ISO3200
 意外にバックの金色の金具のボケにノイズが乗ってる。
 そういう意味ではニコンの方が良い。

DSC_3414.JPG
▲ニコンD ISO3200
 フルサイズの方が、滑らかな感じではある。
 



P1034342.JPG
▲パナソニック ISO6400
 そうとう崩れてきた。
 でも、ブログの画像をぱっとみただけでは分からない感じだと思う。

Z62_2314.JPG
▲ニコンZ ISO6400
 まだ余裕の感じ。

GFX00031.JPG
▲フジ ISO6400
 バックのボケの描写が気になるけれど、手前の画像は余裕の感じ。
 元々の解像度がニコンZ 6とは段違いだし。

DSC_3415.JPG
▲ニコンD ISO6400
 この辺から、フルサイズとは差が見えてくるか?
 でも、色調が似ているので、さほどの差には感じられない。



P1034343.JPG
▲パナソニック ISO12800
 まぁ「写ってる」という感じ。
 花がパステル画みたいになってる。
 でも、ここまで写るのは驚き。

Z62_2315.JPG
▲ニコンZ ISO12800
 この描写に驚く。

GFX00032.JPG
▲フジ ISO12800
 元々の解像感が違うから仕方ないが、バックのボケの描写を見ると、ニコンZ 6Ⅱの方が良いように思える。
 カメラを見たら、フジのは暗部を補正する「ダイナミックレンジ優先」とかいうモードになっていた。
 それだと、暗部は感度を上げているはずなので、そのせいで暗部の描写が良くないのかも知れない。

DSC_3416.JPG
▲ニコンD ISO12800
 

まぁ、比較するとこんな感じ、と言うことです。
写真系YouTuberのあちこちに、イラッとしてやってみました。

自分自身としても使い方を再確認する意味でも。
フジの解像感は図抜けていますが、フジにはこの上の「一億画素」というトンデモないのがあります。
それはどんななんでしょうか?
フルサイズのニコンが頑張っています。
これも高画素のZ 7系はどんななんでしょう?

良いレンズがあれば、APS-Cは良いと思うんですけどね〜。
ニコンD500も古いし、じゃあZ 50はどうなの?・・・って言っても、これも古いし・・・








この記事へのコメント

  • ひるのいこい

    はい D500とZ50両刀遣いが通ります(w
    Zシリーズ(というか現行のD7500含むAPS-C機すべて)同じセンサー
    (元々D500用のセンサー)ですので,進化していないと言うべきか D500用に気合い入れたモノ造りすぎて それで十分なのか… あるいは使い回しでコスト削…ゲフンゲフン。(合焦センサーとかシャッターは別物)

    普段使うにはEXPEED5の方が好みなのですが,先日盂蘭盆会撮影したものを見てみたら,ISO6400あたりでは明らかにZ50の方が自然に写っていたのでEXPEED6世代の高感度が改善されているのかもしれません。
    D500だと 明らかにオーバー露出で不自然な色合いになるところがオートでいけましたから。(まぁそれでもD200時代のRAWでないと怖くてとは違いますが)

    2023年09月16日 11:39
  • 三日ボーズ

    SONYのように造れるからと言って次から次・・も困ったものですが、ニコンは素性の良いセンサーができると、それを上手く使い回すというのが得意なようで・・
    まぁ、せざるを得ないのでしょうが・・
    ミラーレス用になった時に、エンジンが大きく変わっているのでしょうね〜。

    2023年09月16日 13:07