宇都宮・多氣山・万灯会
多氣山では、9月の第1日曜を「八朔祭」として、年に一度のご開帳を行っている。
その前の晩が「万灯会・宵祭り」ということ。
境内にカップロウソクが並べられ、厳かな雰囲気を醸している。
元々は、八朔は旧暦の「八月朔日」ということ。
そして・・田実(たのむ)の節供ともいい、本来は収穫に先だつ穂掛(ほがけ)祭というものでもあって、農家では、その年に取り入れした新しい稲などを、日ごろ恩顧を受けている主家や知人などに贈って祝ったという。
この日も、農家の信者さんから新米の奉納があったという。
釜蓋朔日から八朔朔日までもお盆、という所もあるらしい。
多氣山と言えば・・・の、この急階段にも灯ろうが置かれる。
コロナ明け・・・いや、むしろ流行ってる感じもあるが・・・多くの方が訪れていた。
なにせ「映える」ポイントでもある。(^^)
そういう意味でもこの行事を始めたのは良かったと思う。
元々は、御本尊様のご開帳は60年に1回だったんだそうな。
それを、前の住職(現・長老)が、文化財になったのをキッカケに年に一度にしたんだとか。
「秘仏」というのも良いが、有り難がるだけで、意味が無いと思っている。
ご縁を結ぶということの方が大事で、ウチの御本尊様も、護摩と施餓鬼の年に2回開帳するという変な秘仏になってる。
本堂の荘厳(しょうごん)も、普段と違っていて良い。
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