12月3日、渋谷NHKホール。
迷いに迷って行ってきましたよ。
「渡辺宙明、追悼コンサート」
渡辺宙明先生と言えば、とにかく、アニメ・特撮関係の音楽ではお馴染み。
オープニングは、なんと「人造人間キカイダー」の「ジロー登場」のBGM(イキナリ、心にガツン!ときましたゼ〜)から、キカイダーのメインテーマ。
指揮・アレンジは、渡辺宙明先生の息子さん、渡辺俊幸さん。
司会進行は、中川翔子タン。
こういう時に、分かってない司会者になることが多いが、これは入れ込みすぎの司会〜。
「人造人間キカイダー」は今年、公開50周年だそうな。
堀江美都子さんは、ワタシと同い年。
「野球狂の歌」・・・そうだったですね〜。
「火曜日のサザエさん」のテーマにウルッときたGGIです。
選曲が妙です。
アニメのレコードにある「歌・堀江美都子」という、この歌手はどんな人なの?!・・・と思っていた。
とにかく、声が素晴らしく、大杉久美子さんと共に、どうして声が良くて歌がうまい歌手がアニメ以外の歌でテレビに出ることがないのか?と思っていた。
有名な歌手に比べても、かなり上手な方だと思うんだけど・・・と。
ある雑誌、確か『中○時代』か『中○コース』にちっちゃな写真が出ていた。
ストレートのロングヘアーで、ちっちゃな写真過ぎて、顔は分からなかった。
アニメの歌手がテレビに出ることなど無かったから、それはミステリアスな存在で、心のアイドル、という感じ。
串田アキラさん。
とにかく「宇宙刑事」シリーズの歌が素晴らしい。
「宇宙刑事シャリバン」
「宇宙刑事シャイダー」
「宇宙刑事ギャバン」のメドレーが流石!!
曲も凄いし、歌も凄い!
歌詞もいい〜!!!
「宇宙刑事舎利盤」・・いや「シャリバン」のエンディング「強さは愛だ!」の時には、目に映る景色が歪んで波打っていたのは何故?!
いや〜生で聴けて良かったぁ〜!!
「♫ 倒れたら立ち上がり ♪ 前よりも強くなれ・・・・」
驚くのは串田アキラさん、1946年10月17日生まれの76歳〜!?!?!!!
なんて〜声だ!
これ「追悼コンサート」だったよね?!
なんて、元気いっぱいの、歌ばかり何だろう〜!、すばらしい!
「太陽戦隊サンバルカン」〜良い歌だね〜〜。
最期は、宇宙刑事シリーズのBGM組曲。
中に、レーザーブレード3部作メドレーあり!
間に中川翔子タンも歌う。
上手い〜。
そして「ささきいさお」さん!
何と!1942年5月16日生まれの、御年80歳!!でございますよ〜!
なのに、あのスタイル、あのお声。
今回も、プレスリーのような出で立ち。スリムでスマート。足長い。
すげぇ〜80歳!
思い出すのは、ワタシが学生の頃、地元の東武デパートで夏と冬のギフトセンターでバイトをしていたのだけれど、デパートの一角に、結構広い、子供が遊べるスペースがあり、そこにイベントステージがあった。
そこに、ささきいさお、水木一郎、堀江美都子さんらが、代わり番コに来ている状態。
その時間、バイトを抜け出して見ていた私。
当時、カラオケはオープンリールだった。
SONYのTC-777の派生機種だったと思う。
カセットだと頭出しが出来ないから、オープンテープだったんだと思う。
歌う順に曲を録音して、今日の間にリーダーテープを入れて置き、そこで頭出しをするンだったと思う。
堀江美都子さんが同い年ってのは知ってたから、すげ〜な〜同い年、と思ってた。
ワタシの中ではやっぱり同い年の「花の中三トリオ」よりも堀江美都子さんのが上!・・・と思ってた。
・・・およそ40年前!・・・でありますよ。
40年間、変わってない!
普通の歌謡歌手だと、段々小洒落てくるというか、こなれてくるというか、ハッキリ言って崩れてしまったりするが、アニメ・特撮関係のみなさんは、原曲に忠実に歌うことを心がけていらっしゃる。
崩さない、という努力をされている。
勿論、声も保っておられる。
素晴らしいことだと思う。
ささきいさおさんは、体型も変わってないという凄さ。
「秘密戦隊ゴレンジャー」
「ジャッカー電撃隊」
この頃は見てなかったけれど、知ってるし、むしろ歌えるのは、東武デパートのステージ等々で聞いていたからだと思う。
近年視聴率が落ちているという紅白歌合戦。
アニメ・特撮コーナーを作ったら絶対見る人増えるとおもうよ〜。
やるなら今。
流石にみなさんお歳なので・・・
普通、休憩時間には女子トイレに長蛇の列、というのが通常ですが、なんと、男子トイレにおびただしい列。
女性トイレ、ほとんど無し。
流石のの客層〜。
オマケに、みんなソコそこの歳なので「近い」し・・・(^^)

アンコール代わりの撮影タイム。
コンだけのスマホが掲げられる。凄い!

今回、水木一郎さんが病気療養中で出られなかったのは、何よりもご当人が残念だったろう、と思う。
東京怖い、コロナ嫌だ・・・という渦中に行ったが、行って良かった。
改めて、渡辺宙明先生の曲に、どれだけの人が、言い尽くされた言い方だけれど「元気をいただいた」か?!、と思う。
どちらかというと、ワタシよりも後の世代がメインだと思う。
私らは、小学校で「ウルトラマン・ウルトラセブン」で、中学1年で「仮面ライダ−」。
小学生の時に「仮面ライダー・スナック」の翻弄された世代から後の世代が「宙明世代」言えるのだろう。
そして「秘密戦隊ゴレンジャー」以降の世代。
我々は、幼い頃から、大人が真剣に作ってくれた素晴らしい作品に触れてきたということを、本当に有り難く思う。
ラテン系のリズム主体で、ブラスが映えるアップテンポの曲が心地良い。
同じアニメ・特撮物でも菊池俊輔先生とはまた違った曲。
色々なのをまとめて聴くと、やっぱり「宙明節」というような、通して感じる、同じ心地よさ、というものがある。
この記事へのコメント
ひるのいこい
NHKは避けているとかなんとか…。
紅白最近見ないですね。(テレビ自体あまり見なくなりましたけど)
知っている歌少ないですし,石川さゆりは天城越えしか歌わせてもらってないし。 最後に見たのが美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」だったか
キムタクが感極まっていた。 どっちかというとテレ東の「にっぽんの歌」組です。
三日ボーズ
いや、民放でやればよろし。
もう「紅白」というのも問題アリだし「歌合戦」もナンダカナ・・・ですなぁ〜。