名残の葉っぱに師走の風が吹く
ついに、師走になってしまった。
だんだん慌ただしくなってくる。
来年の護摩のやり方を決めて、役員さんの家を回って、お札申し込みの取りまとめをお願いする。
いよいよ、動き出した。
にわかに、年末年始のモードに入る。
最近「フェーズ」って言葉も氣枯れ・・・いや、聞かれだしたな〜。
「年末のフェーズに入った」・・・何だかカッコイイな、うん。
檀家さんへの案内も発送。
今まで役員さんに取りまとめをお願いしていたお宅の一部が郵便局の払込になってるところから「どうすればいいのか」という電話が、続々入る。
かなり詳しく案内の文書を書いたつもりが、なかなか通じていない。
まあ、すぐ電話する人は、読まないのだと思う。
読むのが面倒だから、電話して聞けば良い、という人が結構いるんだと思う。
そういうこうしているウチに、気の早い役員さんが、取りまとめ終了して、それを持ってきてくださる。
色んなことがごちゃごちゃになる。
これが、年末のフェーズ。
来年の護摩の準備がちょっと減るのが助かる感じか?
とはいえ、申し込みがくれば、今度は、お札書き。
「オレは、1人ゾ〜!」と言いたくなるのが、年末のフェーズ。
先日行った、遊行寺の「一ツ火」は、本来、年末、大晦日にやった物だったという。
そうすると、真っ暗にしてからの「一つ火」が「死と再生」という意味合いがあるが、年末ということで、それは一層強くなり、それは元旦が「新年」ということに強く結びついてゆく。
昔はみんな元旦で年を取った。
大晦日の除夜の鐘で、いっぺん「チャラ」になる。
「0」になるのだ。
そして「新しい年」となる。
新しい「年神様」をお迎えして「新年」なのだ。
決して「続年」ではない。
新しくなるということに意味がある。
「元旦」の「旦」に字は、正に地平線から太陽が昇った状態。
そこから「新年」となるということだろう。
そこで書くのが年賀状。
だから、ホントは、旧年中に書いてはいけないものだった筈だ。
いや、ダメとか言うより、旧年中に書く、ということは無かった。
今の、年賀状は、郵便局が意味・由来を考えずに「元旦に見るのが良いだろう」と、間違ってしまったわけだ。
それは自分たちの首を絞めることにもなってしまったワケだけれど・・・
あ、年賀状、作らなきゃ・・・・(^^;)
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