御年始巡りで・・
お寺の御本尊様のような仏様も良いのだけれど、こういう野にある仏様も、良いと思う。
写真としても絵になりますわな。
みな、何か理由があって造られたものだ。
それが何なのか?・・・今となっては分からないものが殆どだろう。
その、分からなくなるほど、沢山の年月、沢山の人の気持ちが向けられた仏様だ。
寺の中のこういった物も、由来等ハッキリしないものも多いと思う。
仏様を造ったのと同様の、いにしえ人の願いが込められているものだし、それが長いお寺の歴史を作っているということだ。
訳あって、改葬したりして不要になった墓石。
ただ処分するのも忍びないので、境内にまとめて置く。
ウチにもこういう物を造ろうか、と思う。
お地蔵様は、観音様と並んで、一番身近と言っても言っても良い仏様。
お地蔵様は、亡くなった子供を導いてくださる存在として「地蔵和讃」にあるような救いを差し伸べて下さる、という信仰が篤い。
実は、我々「南無大日如来」とは、あまり言わない。
これは以前書いた「南無大師遍照金剛」と「南無遍照金剛」の違いがある。
さて、これを明確に言い切れるボーサンが、我が宗におるや否や?
「南無大師遍照金剛」とすれば「弘法大師」。
「南無遍照金剛」とすれば・・・両方を指してしまう。
さて、どうする?
関東八十八カ所というのがある。
ウチは、抜けさせて貰った。
抜けて良かったと思う。
あるお寺にあった灯ろうの碑文。
「武州 増上寺」「文昭院」という文字が見える。
増上寺は、東京・芝の増上寺。徳川の菩提寺。
「文昭院」は、江戸幕府六代将軍・徳川家宣のこと。
文昭院霊廟は、太平洋戦争の空襲で大部分の建物が焼失してしまった。
そのときに移設されたのだろうか?
宇都宮にあるのが意外。
言わずと知れた五輪塔。
これも、色んな形がある。
案外、よく行ってる寺のアレコレ色々細かくは見ていなかったりする。
今回の御年始巡りでは、写真を撮る、ということをしつつ、色々見て回った。
お寺には、いずれも、100年単位と言っていいような歴史がある。
ウチには、父が殆ど手を入れてしまって、実は、古いものが少ないから、歴史の重みを感じる物がある寺が羨ましくもある。
ワタシも、なにかひとつ、残るものを造ろうか、な?・・・っと。
この記事へのコメント
007
仏像がリアルで、、、
SONYα7の出番なんですね。。。
つる
・・今年もよろしくお願いいたします。
三日ボーズ
こういう物を撮ることが多いのですが、良く写ることは確かですね。
使っててつまらないと言いつつも、SONYは一番使ってます。
だからこそ、丁寧に使おうという気が無く、ガンガン使えるということもあるかも知れません。
ニコンはちょっと大事にしちゃう・・。
三日ボーズ
良いお寺ですよね〜。
春先に行くと特にいい。
里山の中腹というとても良い環境と、花を植え育て守ってるお寺の皆様の力もありますね〜。