父ちゃんのコロモ・・・
女房に「お父さんのコロモはそのままなの?」・・・と聞かれ・・・
ま、いつまでもそのまま、ってワケにもゆかんか・・・と、意を決して、処分することにした。
父は、とにかく、背が小さい。
軍隊に行って、並んだら、一番小さかった、と言ってた。
ワタシは172cmくらいで、セガレはバカみたいに大きいので、着られない。
背が小さいと思われる人に伺っても、それより小さい。
・・・ので、処分するしかない。
父の遺品だけれど、使えなければ仕方が無い。
取っておいても仕方が無い。
49年の住職在任の証しがここにある。
タンスの中には、父の住職としての生きてきた時間があると言ってよい。
しかし・・・仕方が無い。
ワッサワッサと捨てることにする。
・・・寂しい。
でも、これを捨てるのも、子供であるワタシの役目だと思う。
捨てながら、父を忘れて行くのか、と思う。
忘れるワケは無いけれど、こういう「物」に縛られてもいけない。
でも、父が書いたモノとか、自分で名前を書いたキーホルダーとかは捨てられない。
買うと何でも名前を書いた人なのでアチコチに名前はあるけれど・・・(^^)
ついでに、カメラ用の防湿ケースを買って、カメラも整理する。
古いケースから新しい防湿ケースに移しながら考える。
殆どが、フィルムカメラ。
古いし、いくら何でも使い切れない。
このまま処分するより、再利用の道を求めて、中古販売店に、いくらでもいいから引き取ってもらいたい。
フィルムカメラは、今あるものしか無い。
市場に出すことも必要だと思う。
処分してしまうことは簡単だけど。
買い取って貰えない物を処分、と決めよう。
キレイに磨いて、写真を撮って・・・
ついでのついでに、ワタシのカメラ&レンズの確認をする。
これからする。
ワタシはワタシが欲しいものを持ってるから、ワタシが死んでから処分するが良い!
生前に処分なんかしないんだもんね~。(^_^)v
持ってるのが、使うのが幸せなんだから・・・
そう言えば、父の所には、よくデパートの外商さんが来て、スーツとか作ってたような記憶がある。
誂えたスーツこそ、他には誰も着られない。
ソッチにはまだ手を出していないが、いずれ・・・処分、だろう。
遺品だけれど、使えない。
まったく、困ったモンだ。
処分をしながら、実は、必然的にひとつひとつを手にとっている。
どれも、生前の父が着たものだ。
ワタシにとっても思い出となるものは残して、クールに捨てる!
この記事へのコメント
昼のゐこい
父が整理を一切認めなかった…ので(多分今だとばれないけど)
個人的には整理するのが供養じゃないのかなと思ってみたりしています。
三日ボーズ
ウチの父は、色んな物を遺してますので、コロモはいいかな?、と思います。
「こんなちっちゃなコロモだったよ」という意味で、何着か残して。
つる
三日ボーズ