父のカメラ・・・コンタックス(2)
父は、(京セラ)コンタックスを愛用していた。
RTSの初期型から買って、RTSⅢは、ソレまでのを下取りに出して買ったんだったか?
RTSⅢは、京セラ・コンタックスの究極のカメラ。
フィルムの平面性という問題に民生機として初めて(最初で最後)取り組んだんだったか。
この後に、デジタルまで行くので「京セラ・コンタックスのフィルムカメラの・・・」という但し書きが必要、か。
父は、初期型「RTS」は随分使っていたが、さすがにコレはデカすぎて使い切れなかったようだった。
ワタシが、仕事で使って、随分と稼がせていただいた(^_^)v
父のレンズをあてにして、ワタシは「167MT」というカメラのボディのみを買って、これも、私用に仕事にと、よく使った。
しばらく、個人的にはこのコンタックス167MTがメインになっていた。レンズは借り物で・・・(^^;)
・・・という、父のレンズ資産をあてにした感じ。
ワタシが買ったのは、この写真のズームだけ。
Vario-Sonner 3.3-4.0/28-85。
カナダへ新婚旅行に行くので、そのために思い切って買ったもの。
ズーム域が広く、写りも良かった。
すんごいガラス枚数を使っていながら、ヌケが良くて、色が鮮やか。
買って良かった~と思ったレンズ。
コンタックスはレンズがいい。
Carl Zeiss設計のレンズを日本で京セラが造ってた。
やはり印刷屋に勤めていた同級生がニコンで撮っているポジをみて「違うな」と思ったのを思い出す。
コンタックスのZeissレンズは、色に暖かみがある、という感じ。
解像度は低いように見えるけれど、トーンがある感じ、と言えば良いか。
オーナーの名前入り(^^)/・・・だ~。
バブル、っぽいなぁ~。
処分してたと思ってた初代「RTS」が出てきた。保管が悪くて、どうしようもない状態。
このまま、飾っておくか?↓↓
ニコンF3のデザインは、ジョルジェット・ジウジアーロで、日本人のデザインとは違うテイストを感じたものだったが、このRTSは、「ポルシェ・デザイン」。
これもまた、違うセンスを感じた。
キヤノンはEOSの前の「T90」が「ルイジ・コラーニ」。
EOSはその流れを汲む。
カメラにとっても「見てくれのデザイン」が実は有り難かった、ということを感じさせてくれた物。
ヨーロッパの文化は、カメラにもセンスあるデザインを成す、ということ。
「インダストリアルデザイン」というモノを専門にするデザイナーという存在を知った。
父は、コンタックスが気に入ったようで、初期型「RTS」から、よく使っていた。
大きさも丁度良かったのだろう。
父はネガプリントが主なので、残念ながらZeissレンズの「色」の良さは活かされているとは思えなかったけれど・・・。
旅行好きだった父が、アチコチ持ち歩いて愛用していた証しのストラップ。
これぞ「形見」という感じがする。
もうひとつ、これは「こんなのあったっけ?」という、「コンタックスRX」。
これは、ワタシも使った記憶が無く、コンタックスにこの機種があった、ということも記憶から消えていた。
おそらく、RTSⅢが、その大きさ・重さ故に使いにくく、使いやすそうなコレを買ったんだろうと思う。
デジタルを作り出す頃の末期にあったヤツか?・・・と、おぼろげな記憶。
ヘンなシャッター音だ。
・・・・・
この記事の写真は、始めの3枚は、パナソニックGX7Ⅲ+12-60mm。
後は、SONYα7Ⅲ+24-105mm。
α7Ⅲの、マニュアルフォーカスでの部分拡大が使いやすい。
この記事へのコメント
007
RTSⅢなどは超個性的高額機だったですね!
最早フィルムカメラは二束三文の買取価格、、、
しかも消滅したメーカーの物は更に低いので、物自体の価値はあるが、需要がないので貨幣換算価値は無く、でガッカリですね、。
三日ボーズ
父は、保管にはズボラだったので、状態は悪いし・・・
RTSⅢは、ワタシが頼まれて東京で買った記憶が蘇ってきました。
懐かしい思い出です。
これは、父よりもワタシが使ってた方が多かったか知れません。
コンタックスとZeissのレンズは、良かったですね~
昼のゐこい
マミヤのZEクオーツとか 欲しかったものはたくさんあったのですが。
それに比べるとAPS-C用のEマウントツアイスは(以下恨み言になるので略
コンタックスRX 私も記憶にありませんでしたがフォーカスエイド機…
時代の生き証人の機体ですね 大事になさってください(中●誠之助風)
三日ボーズ
・・・でも、処分しちゃいました。無念、と思いつつ。
持ってても、修理はダメだろうし、レンズも殆どアカンし、さすがに父の遺品のカメラも多すぎて・・・
レンズは、色んな物と一緒に随分処分しました。(ホントにダメなやつ)
お金をかけて処分するよりはイイか、と。いくらかにでもなれば。
・・・くらいの感じです。