
「ウルトラセブンの音楽を創った男」冬木透!
「ウルトラセブン」を交響楽団で 一夜限りの演奏会
「ウルトラセブン」の音楽を作曲した冬木透さんが、東京交響楽団と合唱団を率いて指揮する一夜限りの演奏会「冬木透 CONDUCTS ウルトラセブン」を見るために、東京オペラシティコンサートホールに行ってきた。
42年前の作品である。当時、放送に夢中になっていた子供は立派な中年。
冬木透氏もかなりご高齢とお見受けした。長時間の指揮が大変そうに見えた。
でも、ノリに乗っていらっしゃった様子。
「世の中元気がないので、何か一つやりたいと思ってました」と仰った。
何と何と、モロボシ・ダンと友里アンヌもいらっしゃって、最終回の「あのシーン」の再現のおまけ付き。
交響曲「ウルトラコスモ」は、円谷プロ30周年記念に、1993年に作られたもの。
交響詩「ウルトラセブン」は、1979年に「交響詩ウルトラマン」と共にレコーディングされたもの。
交響詩「ウルトラセブン」はCDも買ってよく聞いている曲。
だが、何と言っても生オーケストラ!!
実際に楽器を演奏するのを見ながら、尚かつ、音圧を感じながら聞くのは、もう比較にならないくらいのものだ。
オーディオをどんなに頑張ってもCDじゃダメね、と思った。
独特のホルンとトランペットの響き。ティンパニと銅鑼の音の迫力。バイオリンの繊細さ。
よく知っている、お馴染み以上の、子供の頃の夢と希望と共に体に染みついた音楽を、今、こうして、改めて、フルオーケストラにグローアップしたものに触れられる幸せ。
「セブン」のBGMが、もともと良くできたものだったのだ。オーケストラ的だったと言えよう。
あの、ホルンの響きは素晴らしい。
冬木透さんは「セブン」のほかにも「帰りマン」「ミラーマン」「A]「レオ」から、確か最近の「メビウス」まで音楽を創られていて、まさにウルトラ・シリーズとともにあるような方なのだけれど、やはりウルトラセブンがピカイチ!である。ダントツに素晴らしい音楽だ。
「セブン」は、成田亨という希有なデザイナーと、冬木透という作曲家がそこに居合わせてできた世界なのだと思う。どちらが欠けても、あの世界観はできなかった。
今回も、監督だった人間が出てきて喋っているが、彼らは撮っただけだ。
映画の世界では、監督と脚本だけが後々に残って、彼らだけに著作権があるかのように、作品を紹介するときに監督と脚本の名前だけが出たりするが、ウルトラシリーズなどは、その世界を作る作業が重要なのだ。
その世界を創ることが全て創造・創作なのだ。
その後のウルトラシリーズを見れば、成田亨というデザイナーの力が如何に大きかったかが分かるという物だ。
脚本の金城哲夫さんのプランと、それを成田亨先生が創られ実体化された世界に、冬木透さんの曲が加わって、もの凄い世界ができた。
それが「ウルトラセブン」なのだ。
演奏の最後に、子供たちの合唱団による「ウルトラ警備隊の歌」と「ワンダバ!!」があり、アンコールは何と「ウルトラセブンのテーマ」をオーケストラと共にコーラスも客席もみんなで合唱!!!!
歌いながら、涙がボロボロ流れて止まらなかった。
とっても贅沢な時間を過ごすことができた。
演奏会の模様を収録したCDが、6月3日に発売予定らしい。
この記事へのコメント
studio ken
芸術文化の発表発祥の隣地にお住い故に羨ましく思います。
写真活動も然り、と聞きますが、地方鉄道の取材はやはり、近住がベストです。
話は変わり、本日、曹洞宗 金龍山 瑞雲寺 の夢を観ました。
二回目です、二回目にて脳に・ずいうんじ・、と浮かび、メモ書きして再び寝ました。
ネット検索で実在していて、びつくり!しました。
内容は「私が、住職他界し、荒れた状態の古寺に夜に忍び込む話です。」
富士山や鉄道撮影の夢は何度も観ますが、不思議です。
私の前世?と関係あるのか、?占いで・東に縁有り・と出て暗示に掛かったのか?そんな今日の出来事でした。
ミミクリねずみ
最近のテレビアニメや特撮ものの音楽って、どうなんでしょうか、なんか、作品世界との関係が希薄になっているような気がするのは、年齢のせいでしょうか。
ウルトラ兄弟という設定はどのシリーズからはじまったんですか。セブンは、他の兄弟と似てないななどと思うんですけど、どんな関係なんでしょう。それから、鞍作止利の「釈迦三尊像」の写真をみるたび、ウルトラマンに似てるかも、と感じてしまうんですが、デザインってそのへんからきていたりするんですか?
子供のころから体しみこんでいる特撮番組の音楽を生オーケストラ聴くって贅沢ですね。涙がぼろぼろこぼれるし、鳥肌たちっぱなしですよね。
三日ボーズ
それを補うのがネット。
今回のも、ネットで偶然知って、慌ててチケット探すも無く、ネットダフ屋みたいなトコで倍くらいの値段で買いました。良い席でした。
「夢のお告げ」ですか・・・何かありますかネ・・?
お知り合いがそこに眠られたとか・・・私が言うと説得力ありすぎ、でしょうから何も言いませんが、一度足を運ばれたら良いかと思います。このままだと木になるでしょうから。
三日ボーズ
最近のアニメの曲は、本編と全く関係なくできていて、昔とは違ってしまってますね。一般の曲もそうですが、メロディよりも、リズムとコード重視のようですし。でも、戦隊物の曲はまだチャンと「主題歌」していると思います。
ウルトラマンを仏像と見た眼識は確かです。
デザイナーの成田亨さんは「アルカイックスマイル」と仰ってました。ウルトラマンのあの口元は仏像の微笑みなのだそうです。体の赤い模様は不動明王のイメージだとか。
ウルトラ兄弟は「エース」あたりから・・いや「タロウ」でしょうね。あそこで「ウルトラの父・母」が出てきたのがいけなかった。
兄弟は、もともとあったものではありませんからね。
あのへんはもう「デザイン」の「デ」の字もない最悪な時代でした。
音楽は冬木透さんが頑張ってましたが、デザインが劣悪で悲しかったですね。
つい見ちゃってましたけど・・・。
もの凄くスケールの大きな音楽でした。
何せ東京交響楽団でしたから! セブンの曲の特徴であるホルンの響き、最高でした。ティンパニ奏者だって、あんなにティンパニを叩くことは無いでしょ、って感じでしたね。
studio ken
私の先祖は九州の豪族で、隣の豪族に攻め滅ぼされた!と聞いてます。東方向との関連は無いはずです。
まあ、偶然の一致かもしれません。
ウルトラセブンの件は、他よりも・精神年令高い・と云うか、・大人びた・創り、と云うか、、、アンヌ隊員の色気や、団隊員の男らしさ等等が、、、、そして音楽が高度に、本格的に造られている、。
シリーズ中の傑作と、子供心にも感じていたと思います。
次作からは、妙に幼稚な創りになり、観なくなりましたから、。
studio ken
なんかなー、全然解りません!。
義豊
セブンの曲は、何十年たっても心に残ります。個人的には、やっぱり「ワンダバ・・」が好きなんですが。
成田亨さんのデザインはほんとにすばらしいですよね。後のウルトラシリーズのデザインとは一線を画していますね。