版下は「はんした」と読む。フィニッシュワークともいう。
本を作る際に、1ページ毎に作られた台紙に、写植文字を貼り、必要に応じて地図・イラストを描いたり、写真の入り方を指示したり、モノクロの場合は網の濃度、カラーの場合は色の指定をしたり。
地方の印刷屋ではレイアウト、デザインも含まれることが多い。
実はワタクシ、ボーズになる前は、印刷会社に勤務して、この職に就いていた。
いや、ボーズにはなっていたのだけれど、印刷屋に勤めていたのだ、といった方がいいか。
研究中のものをまとめるのに、直接印刷用のデータにしながらまとめようと思い、久しぶりにページ物の編集・構成をすることにした。
そのベースになるデザインを考えるのに、文字の大きさ等を計る昔馴染みの「級数表」(写真がそれ。分からないでしょうね)とかがあれば便利だなと思ったものの、DTPの時代になって、宇都宮でデザイン用品を多く置くお店でも、その手の用品は減りつつある。ちょっと遠いその店に行って「無い!」となるよりは、と、ネットで「級数表」で検索してみたら、あった、あったのだ! ネット恐るべし、である。
勿論即効注文。
そして、まさしく、その昔使っていた物そのもの、まったく同じ物が送られてきた。
懐かしいったらありゃしない。
これで、ベースを作り、割り付け用紙を作り、印刷する。
その印刷された割付用紙の上にレイアウトを書いてゆくことになる。
レイアウトはDTPソフト上で、本番のデータを作りながら、いくらでもやり直しをしながら作ることができる。
でも、やはり原寸の紙の上にデザインしてから、データを作ってゆく方が、出来上がりを実寸で把握しやすく、無駄が無く、結局合理的だったりする。
慣れれば、パソコン上でもそれなりに構成できるが、プロセスが違うとデザインの出来も違うように思う。やっぱり手作業がイイ。
印刷屋勤務時代、天職ではないかと思うくらいに、ホントに版下を作るのが好きだったから、それを今やることは、これは「趣味」なのである。
自分の物を作るのだから、急ぐわけでもない。
だから、DTPは使うけれど、レイアウト等は昔ながらの方法で作ることにした。
初めてのDTPソフト[InDsign]の使い方を1から勉強しながら……
そう思ったらがぜんやる気がでてきた。
楽しみながら作ってゆくことで、なかなか進まない研究もはかどることを期待しつつ。
この記事へのコメント