雨の多氣山(その2)

葬儀が続くと、どうも、気持ちが沈んでいけない。 家族を失った悲しみの中にいらっしゃる檀家さんとは、ケースバイケースでの対応というものも考えなければならない。 これも荷が重い。 喪主さんは、悲しいのに、事務的なあれこれを決めなければならない。 そのひとつに「私ら」も入っていることは確か。 「住職さんの、静かな話し方に癒やされました」とか言っていただくと、こちらも救われる。…

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