智山の論義と竪義(その3)

一方、「論義」である。 智山派の報恩講は現在冬のみであるが、これを今でも「冬報恩講」と呼んでいる。 これは、根来時代には夏と冬の二回あったからだ。 報恩講は、智積院二世の頃にはあったらしいということ。 同時に、報恩講は、地方の談林所(勉強をする寺院)での報恩講が必須だったようだ。 慶長18年(1613)の「真言宗諸法度」のよれば・・・ 「1、新義の僧二十箇年学問の…

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